日記104

11/8
通院。

11/9
カウンセリング。
huluで「ブレードランナー」を見た。
huluはすぐに解約した。
夕食を食べ過ぎた。

11/10
金沢へ行った。詳細は別記事。

11/11
金沢を見てまわるつもりだったけれど、余力が無くて結局うどんだけ食べて帰った。21世紀美術館の展示室にも入らなかった。自分にその資格があると思えなかった。作品を見るだけのことなのに。
「金沢製麺処」のうどんは加賀野菜の天ぷらが乗っていて美味しかった。

11/12
11/13
11/14
11/15
部屋の中で過ごした。掃除、洗濯をして、1日に1度食料を買いに行った。入浴したり、長く眠ったりした。毎日寒い。精彩を欠く。必要な作業がなかなか進まない。発泡酒の空き缶ばかり増えていく。体重が増えるのが怖い。職場の上司に咎められる夢を何度も見る。

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換装

あの子はほんとはいい子だから。根は優しい子だから。あなたがそんな風に簡単に話すのを、わたしは認められないと感じる。それならば、わたしが丁寧につくりあげてきたこの顔は、この性格は、この言葉遣いは、あなたにどういう判断を下されているのだろう。わたしが、あなたに見せるためにしてきた努力は一体なんだったっていうんだろうか。あの子の本質なんか見ないで、わたしの表面だけを見てほしい。あなたに愛されるためだけに、誰にでも簡単に愛される夜を何度も過ごしてきたのに。わたしの心はとっくに擦り切れてしまっているから、わたしの中を見ないで、わたしの顔と身体を見ていてほしい。綺麗に換装された歯並びと笑いあって、切り開いた瞼と見つめあってほしい。でも、こうやって、深夜の居酒屋で並んでごはんを食べているだけで、本当に満たされる気持ちになってしまうから、わたしの欲望はこの程度の巨大な幸せに負けてしまうんだなって、思っているよ。あなたはお酒がまわってくると、溶けるような笑顔になって、首筋に血管が浮き出る。そのことを、いつかわたし以外の誰かが知って、すべてを手に入れてしまうんだと思う。

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大森靖子@金沢21世紀美術館 2017.11.10.

午前2時に目が覚めた。ずっと家で寝てばかりいるから、もう必要な睡眠時間がありませんという感じで目が開いた。しばらくぼんやりしてから、少し部屋の掃除などをした。
 
シャワーを浴びてから、大森さんのライブを見に金沢へ向かった。本来、仕事を頑張って有給休暇を取って行くつもりだったけれど、長期休職することになってしまって、ただただ時間ばかりある状況で行くことになった。
道楽で旅行している場合なのか(かといって何をするのか?)とも思ったけれど、なにかを修復したいような気持ちで向かった。
 
新快速と特急を乗り継いで金沢へ。顔見知りの人と会ったので、いっしょにおでんを食べて、兼六園をゆっくりと通り抜け、金箔のまぶされたソフトクリームを食べた。金箔1シートで包まれているソフトクリームは1000円で、金箔とプラチナ半々のシートが巻かれているものは2000円だった。それらには手を出さなかった。
 
その後、金沢21世紀美術館へ行って、物販をいくつか買ってから、大森さんのライブを見た。
 
思いがけずグランドピアノがある会場だったので、ピアノの弾き語りも聴くことができた。1曲目の「M」から持っていかれた。「KITTY'S BLUES」が聴きたいと思っていて、Twitterなどで大森さんに伝えることはしていなかったのだけど、早速2曲目でやってくれた。

MUTEKI」に収録されているピアノバージョンの「夏果て」と「呪いは水色」や、ライブでは殆どやらない「鮪漁船のうた」と、レアな選曲が続く。21世紀美術館が、大森さんに美大時代を思い出させるようで、MCで当時の話を多くされていた。「鮪漁船のうた」も、大学の制作の一環で作曲したから今回披露する流れになったようだった。石川県出身のジョニー大蔵大臣さんとの思い出話もいくつかMCで話されていた。
 
大森さんの歌を聴くといつも自分の状態が分かるというか、歌のどこに引っかかって何を思い起こすかで、自分を改めて知ることになる。
今日はいくつかの曲を聴いても、今住んでいる一人暮らしの殺風景な部屋の景色ばかり浮かんできて驚いた。仕事を休んでずっとそこに居るわけだから、当然といえば当然なのかもしれない。

そして「展覧会の絵」では、歌詞に出てくる「あいつら」と真っ黒な海の絵を描いている「私」の対比が、社会からこぼれ落ちてしまっている自分に重なるようで、胸が痛んだ。
ぼくにもいつか「これが私の人生だって言うつもり」と思える瞬間が来るだろうか。あるいは、それは大森さんの歌を聴いているこの時なのだろうか。そんなふうに思った。胸を張るためには弱いままでは生き抜けない。でも、大森さんは「かっこよくなんか生きなくていいよって言う権利が欲しくて」と(戸田真琴の言葉を糧にしながら)目の前で歌っている。それならば。でも。
 
…。

今日の客席はシアター形式で、映画館のように席が階段状に奥まで続いている。「ワンダフルワールドエンド」から「パーティードレス」までは、シールドを引き抜いて、生音で、リクエストを聴きながら大森さんが客席を一周して歌っていった。ぼくもリクエストを訊いてもらえて「パーティードレス」をお願いした。

もしリクエストができるならなんの曲がいいかな、好きな曲はシングルの3曲目が多いし(「裏」「ファンレター」「私は悪くない」とか)、空気を読まないならガール椿の「近未来」のカバーを数年ぶりに聴かせてほしいな、などと開演前に隣のひとと話していたのだけど、本当に目の前でリクエストを訊かれると、伝えるべき曲は既に決まっているようだった。
 
「パーティードレス」の歌詞が、いまの自分の全てのように思えた。
 
隣の席の人が動画を撮ってくれた。
今回のツアーは、3曲まで動画を撮ってもいいという趣向になっている。
 
ガール椿の「近未来」も大好きな曲なのでよかったら聴いてくれ。
 
客席をまわって皆の顔を見たあとの方が込められる意味が変わってくるというようなことを話されたあとに「マジックミラー」を披露し、「TOKYO BLACK HOLE」で本編は終了。そして即座にアンコールへ。

本編以上かというくらい熱の籠もったアンコールの歌唱のあと、今日2回目の「キラキラ」をしっとりと歌い、最後の「PS」でライブは終わった。「PS」が聴きたいと言っていた友人がライブ後にとめどなく泣いていた。
(葬式かってくらい泣いてしまったとあとで言っていた。)
(「キラキラ」をしっとりと歌っているように見えたのは、歌いながら「これ今日もうやったな」って大森さんが思ったかららしい。本編ピアノ弾き語りと、アンコールのギター弾き語りは全然雰囲気が違ったし、2回目でもすごく良かった。)
 
セットリストは下記の通り。
 
(ピアノ)
M
KITTY’S BLUES
キラキラ
夏果て
呪いは水色
鮪漁船のうた
 
(ギター)
展覧会の絵
背中のジッパー
あまい
エンドレスダンス
君に届くな
 
ワンダフルワールドエンド
みっくしゅじゅーちゅ
非国民的ヒーロー
絶対彼女 
魔法が使えないなら
さっちゃんのセクシーカレー
ミッドナイト清純異性交遊
パーティードレス
 
マジックミラー
TOKYO BLACK HOLE
 
en)
音楽を捨てよ、そして音楽へ
SHINPIN
サイレントマジョリティ
アナログシンコペーション
キラキラ
PS
 
画質が悪いけれど、これは自分が動画を撮った分。
 
幸せで、嬉しくて、痛くて突き刺さるような2時間だった。
 
ライブ後に、数人の知人と「タレルの部屋」を見てから解散した。
5年ぶりに来たその空間は、空が青くなったり黒くなったり、大粒の涙を落としたりするように、相変わらずそこにあった。
 
一日中いい天気だったけれど、夜中には嵐のように大雨が降っていた。
 

みなそこ

大丈夫。あなたに彼がいなくなっても、わたしが大丈夫って言ってあげる。あなたがどんなにどん底に落ちても、這いつくばっていようとも、わたしが大丈夫って言ってあげる。呼吸が止まりそうになったら、息を吹き込んであげる。心臓が止まりそうになったら、この腕で抱きしめてあげる。わたしはあなたの鼓動を聴くために生まれてきたんだけど、そのことは知っていた?あなたが生まれたことには完全な価値があって、それはわたしが保証しているっていうことは知っていた?わたしはあなたにとって必要な時にそこにいて、あなたに必要無い時にはそこにいない。銀色の弦が揺れて空洞に音が響く時、どうかそのことを思い出してほしい。わたしはいつまでもあなたと一緒に居るから、あなたの中の孤独も氷も全てわたしに手渡してくれればいい。あなたには自由に生きる権利が、あなたには幸せになる権利がある。そのことは覚えていた?あなたが間違いを犯しそうなとき、わたしが必ず守ってあげる。あなたが選択に悩んだとき、わたしが最後まで話を聞いてあげる。だから泣かないで。彼はいなくなったのかもしれないけれど、わたしはあなたの今際の際まで、その先も、いつまでも、永遠にあなたのそばにいる。世界がどんなに残酷でも、灼けつくように、凍てつくように、あなたを混乱に落とそうとしても、わたしがあなたと一緒に苦しみを分かち合う。だから、ほんの少しでいいから、わたしのことを忘れないでいてね。わたしのことを忘れないでいてほしかったな。

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日記103

10/31
知人らと星乃珈琲店で会った。家では停滞して進められない引越しの手続きをその場でやった。(それを見守って貰った。)出席者はそれぞれに問題を抱えていて、その会合には互助会という趣きがあった。しかし、問題があるなんて、誰でもそうだよな。まともに暮らしている人がいちばん偉い。いや、偉いも偉くないもないか。みんな勝手に暮らしているだけか。
うどんを食べてから解散した。

11/1
受診。いまいち話が合わなそうな精神科医が担当になった。病気療養の診断書を受け取った。

11/2
カウンセリング。
新しい家が住める状態になったので実家を出た。

11/3
記憶に無い。

11/4
記憶に無い。

11/5
兄と義姉に手伝って貰って、実家から残りの荷物を回収した。実家の自室は既に跡形もなく物置になっていた。
後日、住民票を移せば完了だろう。

11/6
生活用品を買いに行こうとして、財布を失くしていることに気づいた。家にも、昨日行ったスーパーマーケットにも無かった。結局、区の警察署に無事に届いていることが分かり、数時間後に返ってきた。どっと疲れた。

11/7
職場に休職の届出を送ろうとして診断書を開封したら、住所も日付もまるっきり間違っていた。これでは使えない。仕方ないからそのことは置いておき、インターネットで必要な家具を購入しようとしたら「店頭在庫はあらゆる場所にあるが、配送は12月まで届かない」と表示された。混乱しているうちに一日が終わった。


日々の記憶があまり無い。

大きな病院の裏に建っているこのマンションは、隣にパン工場があって、廊下は時々焼きたてのパンの香りがする。併設のパン屋さんにはまだ行っていない。これからも行くかは分からない。

些細なことでつまずいてばかりいる。

早くどこかに行ってしまいたいと思うけれど、どこへ行っても自分という容れ物から出ることはできない。

日記を書くのも苦しいけれど、客観的に生活を見直すために書く。

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日記102

10/23
10/24
10/25
10/26
10/27
10/28
10/29
10/30
仕事に行けなくなってしまった。カウンセリングを受けて、診断書を貰って仕事を休むことを勧められた。毎日、部屋の中で無為に過ごしている。早くこの家を出ないと毎夜心身を蝕まれていく。
苦しい。

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綺麗(n)事

みんな病んでる。長時間労働。貧困格差。東京一極集中。少子高齢化。一億総メンヘラ時代。教育費高過ぎ。相互監視社会。SNSでの熾烈な叩き合い。もっとだめでも生きられる世の中になってほしい。みんな醒めちゃってる。どうにもならない世界。きみが呼吸できる街を、きみが生きられる街をつくりたいと思った。この国は変わらないと本当に滅んでしまう。空気を読みあってみんながみんなの顔色を伺いながら、気づけばどんどん人が死んでいく。飛び込み自殺で電車が止まる。止まった電車に誰もが舌打ちをしている。一人の死が日常として忘れ去られていく。誰かがこのままだとだめだといった。世界を変えるためにこの国から、この街から、この部屋から、あなたとわたしから。革命をベッドサイドから始めよう。この四角い画面でわたしとあなたは手を繋ごう。自分だけの安寧ではなく、誰かのために命を使いたい。声を届けてほしい。声を合わせてほしい。あなたの中には魂が確実にあって、必ず生きたいと叫んでいるはずだ。みつからないのならいっしょに探そう。かなしければいっしょに泣こう。あなたにはわたしがついている。だから生きることを怖がらなくていい。生まれたことを後悔しなくていい。いつか笑い合って死ねるように、いまできることをいっしょに考えていこう。

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