日記15

8/7
昨日、眠ってばかりだったから午前3時に目が覚めた。大森さんのニコ生での弾き語りをタイムシフトで視聴しながら、青空文庫梶井基次郎の「桜の樹の下には」を読み直していた。
弾き語りを聞きながら散文詩を読むという100年前でもあり得そうな光景なのに、ニコ生と青空文庫という手段が極めて現代的だ。そしていま万年筆も帳面も無しに、iPhoneで日記を書いている。

桜の樹の下には」は、短いながらも強烈な印象がある。「桜の樹の下には屍体が埋まっている」という言葉は、あまりにも有名過ぎて、これを読む前から伝説のように、そういうものなのかと思っていたし、美しいものの裏には醜いものが隠れているという価値観も身体に馴染んでいた。だから、初めて読んだ時には、新しい衝撃的な発見というよりは、答え合わせをしているような感覚だった。梶井基次郎が特段好きというわけでもないのに。すごいよね。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/427_19793.html

youtubeを見ていると空が白んできた。日曜日だからといって、両手に杖をついて両足に装具をつけて出かけてもしんどいし、目的も無いし、会う人も居ないし、歩けば足の指から血が出てくるし。
厭世的な気分でもう一眠りした。

午後にギターとベースの弦の交換。苦手意識があって嫌々始めたけど、やればできた。今回はエリクサー(普通の弦の何倍も長持ちするコーティング弦。値段もとても高い)を買ったので、慎重に作業した。その後、自作の曲に対して色々と試みるも、やっぱり満足いくものにならない。こういうのの良し悪しって、単純にかける時間の差だってどこかのサイトに書いてあった。違いないだろうけど、身も蓋もないな。

そのあとテレビで「劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス」を観た。無茶苦茶!なんだこれ!すげー面白かった。ムーミンには詳しくないけれど、原作の持ち味を遺憾なく発揮したらこうなるのかな。遠景の画が多くて色味も北欧センスっぽく優しくて素敵なのに、ムーミン一家のやってること、無茶苦茶!というかムーミン一家以外も無茶苦茶!みんな常識で測れなさ過ぎて先が読めなくてハラハラするくらいなのに、実際目の前で展開されるのは、ただひたすら南の島でののんびりしたバカンスっていう。まあ、映画館で見るには少しふんわりし過ぎているかもしれないけど、今日家で観た限りはとにかく面白かった。暇な日曜の昼下がりにオススメ度星5つ☆☆☆☆☆

昔のことを思い出しながら、酒でも飲みたくなって、ロング缶のビールを飲んで寝転がる。いいんだ別に。明日も休みだから。足の筋肉は失われて病的に細いのに、これではもっとビール腹になってしまうわ。

明日、障害者手帳を受け取りに行く。つまり、今日が健常者最後の日。まあいいや。僕は僕だし。

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