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日記46

12/19
午前中はなんだか虚脱感があってぼんやりしていたけれど、午後は仕事の波が押し寄せてきて、かなり遅くまで残業をすることになった。積み残した仕事をとりあえず整理して、帰る準備を始める。

頭の中を去来する人の顔に、ひとつずつ感情のラベルをつけていく。好き、嫌い、会いたくない、もう会えない、あんまり知らない、いい人、怖い、好き、嫌い、好き。それをホルマリン漬けにして、棚に並べていく。

という妄想をしながら、資料の印刷が終わるのを待っていた。

12/20
虚脱感がまだ抜けないので、深く息を吸って、長く息を吐きながら仕事をした。終業までちゃんとデスクに居たので最低限やるべき事はやったはずだ。自己肯定。

出勤途中、曇り空からぽつりぽつりと雨が落ちてくる中、松葉杖で歩いていると、駅から歩いてきた大学生の集団に追い抜かれた。なんだか、やっと自分の手で(健康を損なうという形で)自分の人生を部分的に破壊したんだなという実感がした。病気になってから1年間、「まっすぐに」とは言えないながらも、回復に向かおうとする気持ちや、復職しようという気持ちはずっとあったのに、ふと、結局のところその目標はなんだったんだっけと思って、立ち止まってしまったみたいだ。

病気を治そうとする目標というのは、結局生きる目標とは何かという話になってしまう。宇宙だ。こんなことを考えていたら息が詰まって死ぬ。熱くなった頭を喉から冷ます方法を採用して、カロリーオフの発泡酒を2缶飲む。倒れ込むように眠る。夜中に目が覚めて眠れなくなる。

12/21
今日も深呼吸をしながら仕事。
夜は忘年会。飲み過ぎた。

12/22
仕事。
統御、統御。

12/23
静養。
左足の腫れは引いたみたいだけど、結局右足よりほんの少し大きく、少し赤っぽい色をしている。どうしたものか。

村上春樹著「職業としての小説家」を読み終えた。確かにどんな仕事にもフィジカルは大事だよね、と思った。

12/24
夕方から家族総出でクリスマスパーティーをした。これまでそんな事はしたことがないのだけど、母が、孫(つまり僕の甥)がだんだん物事の分かる年になってきたので、張りきっているのだ。あまりにも勢いづき過ぎていて、毎年この勢いなら欠席するからな!という気持ちにちょっとなったけど、まあ楽しかった。

兄が酔って、僕にギターであれを弾け、これを弾けと言っては合唱するので、まるで昭和のフォーク全盛期のようなノリだった。でもまあ、楽しかった。祖母も嬉しそうだったし。メリークリスマス。

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