トンネル

いつまでも続く長い暗いトンネルを歩いている。道は曲がりくねり光は見えない。出口は無いのかと何度も疑い、風が顔に触れる度にその先を信じる。右手の血は固まり、既に失われた魂を振り払う。壁に這う虫の触角。何かがかさかさと音を立てる。呼吸を整えて足を踏みしめる。スキットルがさやさやと音を立てる。石ころがあればこつんと蹴り、時々木の枝を拾い壁に擦りつける。

最近の日々の感触は、そんな感じ。